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『カンガルーケア』のやり方とその効果とは。危険があるって本当なの?

生まれてすぐの赤ちゃんを母親の胸元に抱き、母親の体温で温め、授乳をしたり触れ合ったりするのを「カンガルーケア」といいます。

元々は南米コロンビアで始まったもので、当時コロンビアで十分な新生児医療ができず保育器が足りなかったため、母子の愛着形成と保育器の代わりに行われたのがきっかけと言われています。

カンガルーケアの効果

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カンガルーケアは母と子の皮膚と皮膚が直接触れるため、赤ちゃんの体温が維持され呼吸が安定する効果があります。また母子の愛着の形成や、心と体の安定にもつながる、まさに「触覚」によるところが大きいケア方法なのです。

出産直後の母子は早期に接触するほど愛着が形成されやすいことも明らかになっています。

スウェーデンでの研究でも無作為に母子同室制を行った母親は、母子別室にした母親に比べて育児に自信を持ち、我が子が泣くことに対しても強い感受性を持っていることが明らかになりました。

母親というものは子宮内で育ててきた我が子を体外に生み出した時、心理的にはすぐさま「自分とは別の人間だ」と割り切れるものではありません。

まるで自分の体の一部ででもあるかの様に感じる母親がほとんどです。我が子と離れることに不安を覚える母親も多いです。

この感覚を「間接主観的な認知」と言いますが、早期に接触すればするほどこの感覚が強くなると言います。言ってみれば我が子の肌もまるで自分の肌の様に感じており、これが子供への愛着をより強くしていくのです。

 

母親の子宮の中で胎児は羊水に包まれています。羊水は言うまでもなく、母親の体温と同じ温かさの液体です。胎児は子宮の中で、ゆっくりと羊水に浸かっているのです。

ところが、ひとたび出産となって体外に生み出されると、全てが初めて体験する感覚となります。体温よりも低い温度の空気にさらされることは、ひときわ触覚が敏感になっている新生児にとっては大きなストレスとなることでしょう。

 

だからこそ、母親の包み込むようなだっこが必要なのです。暖かく、柔らかく、滑らかな肌の感触は子宮内回帰の欲求を満たしてくれるのです。

 

バーストトラウマ

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バーストトラウマと言う言葉がある これは赤ちゃんが妊娠中から出産するまでの間に抱くストレスによる心の傷を指します。

そのストレスはその後の赤ちゃんの気分や性格に影響を及ぼすと言われています。

バーストラウマは3段階あります。

①妊娠期間中に母親の体内で受けたストレスです。例えば出産をためらった、望んだ性別と違う性別だった、飲酒・喫煙など赤ちゃんに害の及ぶ生活をした、と言うのような場合です。また赤ちゃんを大切に思って妊娠生活を送ったとしても、ホルモンバランスが崩れたり、つわりでしんどい時期があったり、何度も不安やイライラを感じたなど様々な負の感情感情持つ時もあります。そんな感情がダイレクトに赤ちゃんに伝わってストレスになってしまうことは考えられます。

②出産時、母親にとっても苦しい陣痛やお産ですが、おなかの中の赤ちゃんにとっても命がけでです。帝王切開、早産、逆子、へその緒のからみ、難産などのリスクの高い出産であればあるほど、赤ちゃんの受けるストレスは大きくなるでしょう。

しかし陣痛が繰り返される子宮の中で皮膚にマッサージを受けることで、その後にやってくる出産のストレスに備えているとも言われています。

③出産後、子宮と言う安全で守られた場所から突然冷たくて騒々しい外に投げ出された新生児にとってはそれだけで不安でストレスとなります。

そんな状況で母親が別室で離れて過ごす期間がなくなれば、ストレスはさらに増してしまいます。すぐに抱っこしたりくるんであげる必要があります。

胎児期から出産前後に赤ちゃんが受けたストレスは、記憶としてはっきり残っているかは定かではないが、皮膚でストレスを感じたことからその子の性格に影響を及ぼすことはあるかもしれない。もちろん子育てをしていく中で赤ちゃんが母親の愛情しっかり感じる取ることができれば癒されていくが、それらのストレスが癒されないままだと発達の遅れや性格にも影響する可能性がある

 

カンガルーケアのデメリット

①赤ちゃんが呼吸困難になりやすい。

②赤ちゃんが落下しやすい

赤ちゃんに異常が起きても気づきにく、対応が遅れてしまう傾向がある。

 

日本産婦人科医会は、「カンガルーケアそのものが原因ではなく、カンガルーケアの実施方法や実施中の観察不足によるものである」との見解を示しています。

希望するときにしっかりと医師や看護師から説明を受け、当日の対応や注意点を理解したうえで行うようにしましょう。

 

 

 

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